はじめに:小畑健先生の原画展に驚き企画があった
現在、アニメイト池袋本店で『ヒカルの碁原画展』が開催中である。
9月以降は大阪、京都にも巡回するらしい。
この『ヒカルの碁』の作画を担当したのが、小畑健先生。
そんな小畑先生の画業25周年を記念して、今から6年前の2019年に原画展が開催された。
その中で、今でも語り継ぎたい驚き企画があった。名を『額縁のない原画鑑賞会』という。
なんとこの企画では、小畑先生の生原稿を手に持って鑑賞できたのだ!
布手袋を装着したうえで、原稿を間近でじっくり堪能できるという、ファンなら震えるほどの体験。
今回はその企画について、もものすけの実体験を交えて語っていく。
小畑健先生とは?代表作と画風
小畑健先生は新潟県新潟市出身の漫画家・イラストレーターである。
原作者とタッグを組んで作品を制作するスタイルで知られており、代表作には以下のような名作がある。
- 『ヒカルの碁』
- 『DEATH NOTE』
- 『バクマン。』
アニメ化・実写化された作品も多く、現在はジャンプスクエアにて『ショーハショーテン!』を連載中。 お笑いに挑む高校生を描いた青春漫画だ。
- 『ショーハショーテン!』
『画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE』とは?
2019年夏に開催された、小畑先生の画業25周年を記念する原画展である。
東京を皮切りに、新潟・大阪・秋田・福岡・群馬と全国6会場を巡回した。
内容は以下の通り
- デビュー作から『プラチナエンド』までの漫画原稿・カラー原画の展示
- オリジナルグッズの販売
- 小畑先生の執筆風景を生で鑑賞
- サイン会などの特別企画
原画の美しさは圧巻で、もものすけは心の栄養補給のために何度も足を運んだ。
さらに、ダメ元で応募したサイン会に当選し、先生の故郷・新潟まで遠征してしまった・・。
『額縁のない原画鑑賞会』とは?
この企画は、原画展の入場半券にプラス500円で参加できた特別体験。 開催期間は2週間ほどだったと記憶している。
最大の特徴はこれ
小畑先生の生原稿を
布手袋を着用したうえで
手に持って鑑賞できる!!
もはや異常。良い意味で異常。
ファンなら誰もが夢見る体験が、現実になってしまったのだ。
通常の原画展との違い
通常の原画展では、例えばこんな苦労がある。
- 人混みの中で他人の頭の隙間から原稿を覗く
- 背伸びしてやっと見える
- ガラス越しで細部が見えづらい
しかしこの企画では、そんな苦労は一切不要!
- 至近距離でじっくり鑑賞可能!
- 原稿の裏面まで見られる!
- 小畑先生の裏書きも素の状態で確認できる!
- その瞬間だけは、自分だけが原稿を独占しているという幸福感!!

編集者さんでも
ないのに!!
編集者でもない、ただのオタクであるもものすけが、そんな体験をしてしまったのだ。
なぜか空いていた驚き企画
この驚き企画、もものすけ的には毎日でも通いたいレベルだった。

ま、毎日・・!?
しかし実際には、なぜか空いていた。
行けばすぐに鑑賞できたのだ。
本来のルールでは
- 3作品の原稿のうち1つだけ鑑賞可能
- 作品はスタッフの指定でランダム
つまり、自分が見たい作品に当たるかは完全に運任せだった……のはずだった。
運よく3作品すべての原稿を鑑賞できた!
もものすけが訪れた日は空いていたため、

全部順に見て
いいですよ~
お写真もご自由に
どうぞ~!
まさに神対応。
正直な話、前日からもものすけは心中穏やかでなかった・・。

どうかヒカ碁に
当たりますように…
佐為見たい
佐為見たい
佐為佐為佐為…

・・・
結果、2回の訪問で3作品すべての原稿を鑑賞するという奇跡が起きた。
これは運が良かっただけで、いつもそうだったわけではないらしい。
撮影した生原稿の写真紹介
2回の訪問で撮影させてもらった原稿の写真がこちら。 美しい。とにかく美しい。






毎週20〜30枚もこんな完成度の原稿を描いているなんて、奇跡としか言いようがない。
スタッフさんとの交流エピソード
もものすけが行ったときは2回とも空いていたので、とうとう2回目はスタッフさんに顔を覚えられてしまっていた。

あ!
またいらしたんですね!
パネルでお写真
撮りませんか?
カメラマンしますよ!

は、はずかしいので
遠慮します~・・
(赤面)
お声がけは非常に嬉しかったのだが、恥ずかしすぎてお断りしてしまった・・

まとめ:漫画原稿を手に取るという異常な幸福
2019年の小畑健展における『額縁のない原画鑑賞会』は、一般人が漫画家先生の生原稿を手に取って鑑賞できるという、良い意味で”異常な”企画だった。
もものすけは2回しか参加できなかったが、行って本当に良かったと思っている。

また企画して
下さらないかな~♪
当時の幸福に浸る、もものすけであった。
▼参考リンク

